SimilarityJ相似変換相似変換はCinderellaの中でも最も使いやすい変換です。この変換は回転と拡大・縮小を組み合わせた変換と考えられます。的確な相似変換を選ぶことにより、任意の(順序づけられた)一組の点をほかの点へと写すことができます。 相似変換は写す前とあとの像を2組の標本点を指定することによって定義できます。要するに、相似変換は(順序づけられた)4点を選ぶことで定義できます。
繰り返した4度目のクリックの後、相似変換の定義は完了します。この例では、相似変換は点Aが点Cに、点Bが点Dに写るという一意的な定義がされています。 多くの対象に対し変換を適用すると、すべて同時に写します。つぎの図は相似変換の効果を実際に示しています。
相似変換を繰り返すと、写された図形の列が一種の対数螺旋を自動的に形成します。下の画像はその効果を実際に示しています。
相似変換の定義において、1つの点を2度以上使うことができます。つまり、同じ点を元の画像と変換後の画像の点として選択することができるのです。いくつかの特別な相似変換の場合を示してみます。
相似変換とスライダー相似変換は時々、幾何学的なシナリオをスライダーでコントロールするための道具としてとても便利です。つぎの例がその技術を説明しています。仮に、あなたがある形からほかの形へと滑らかに変換できる図形を作りたい、とします。その変化はスライダーコントローラとして働く線分上の点によりコントロールされます。仮に、あなたが左にある正方形から、右にある三角形へと緑の点が動くにつれて滑らかに"モーフィング"するような図形を作りたいとしましょう。
相対的配置にある1組の元の画像と変換後の画像について、相似変換をいくつも定義することでこのような効果を得ることができます。その組の各点に対して、スライダーの2つの端点をその組の対応する2点にそれぞれ写す相似変換を定義します。それから、スライダーの点(下図の緑の点)をこれらの変換をすべて使ってそれぞれ写します。写された点を線分で結んでおきます。こうしておいて、スライダーを動かすと、モーフィングによって動かされる点が滑らかに最初にあった位置から終わりの位置まで動いていきます。下の絵はその様子が示されています。(スライダーの点をアニメーションモードでスライダー上を動かしています。)
注意相似変換は双曲幾何学や、楕円幾何学では定義されません。こちらも参照してください(横山)
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